やるだけやってみようの記録

妊活日記→発達障害児育児日記

WPPSI-III結果詳細

 ほかの人のWPPSIの結果とか検査を受けた時の様子なんかを読んだり見たりしたくてネットで検索するものの、あんまり存在しないんだよね……。WISCならあるんだろうけど、幼児版のWPPSIの記事を読みたいんだよー。

 ということで、誰かの参考になればと思い、記事を書いています。

 WPPSIの検査項目は以下のようになっていました。

  • 言語理解(VCI)
    • 知識
    • 単語
    • 語の推理
  • 知覚推理(PRI)
    • 積み木模様
    • 行列推理
    • 絵の概念
  • 処理速度(PSI)
    • 記号探し
    • 符号
  • 語彙総合(GLC)
    • ことばの理解
    • 絵の名前

 言語理解には「理解」「類似」が、知覚推理には「絵の完成」「組み合わせ」が、項目としては存在していたけれど実施しなかったようです。

 どの検査結果も、数値はおおよそ10近辺だったのですが、言語理解の「語の推移」だけはひどくて「3」でした。3ておまえwwwってなった。結果の数値を折れ線グラフで作ってくれたものを渡されるのですが、語の推移だけガクンて下がってるの。3だからwww

 ルールがわかりさえすれば答えられる設問は結果が良好でしたが、ここに言葉が絡んでくると数値が下がります。語の推移は完全に言葉だけのやり取りなのでひどいもんでした。「食パンは何でできていますか?」って質問に「パン」て答えるだけあるわ。

 「自分以外と気持ちを共有したい」って意識が薄いのよ。うちの子。定型児は「幼稚園で今日はこういうことがあって」とか「○○くんがこうでああで」みたいな話を親に伝えたくて話すんだろうけど、うちの子、幼稚園での様子を一切話さないもん。そして母である私もそうなので……。夫は、職場であったことをアレコレ話すけど、私は別に話したいとも思わんもんな。話したいと思わないから言語能力が上がらないのか、言語能力が上がらないからうまく話せなくて話さないのか、うちの子でいったら前者です。多分。だから他人に何かを説明するのが下手というか、うまく伝えられない。その結果が「語の推移」の数値「3」です。「ブランコってなんですか?」って聞いたら「乗るもの」だとか「お手紙って何ですか」って聞いたら「とどける」とか言ってた(「とどける」も正解の範疇らしい)。長く説明できないから単語で終わる。で、心理士の先生に「もうちょっと話そうか」って言われてた(笑)。渡された結果の詳細に「『どんなもの?』って聞くと答えられないけど『なんですか?』って聞くと答えられた」とあるのですが、これも「どんなもの」は文章で長く説明する必要があるから言語化できないけど「なんですか」なら単語で答えられるから、だろうなぁ。

 驚いたのが「年相応より物の言葉は知っている」って結果でした。要するにお話能力は低いけど語彙の知識はあると。木琴の絵を「これはなんですか」って聞かれて「お菓子」って答えたのに(笑)これはねー、明らかにおさるのジョージの影響です! あのアニメ、色んなことをやってくれるので、子どもの知識量が増えると思います。知識増やすだけならEテレ見せておくといいんだな。私がEテレが好きなのでよくつけてるんだけど(「デザインあ」とか「ピタゴラスイッチ」とか「ミミクリーズ*1とか「テキシコー」とか)、子どもにとっても興味の惹かれるものが多いみたいです。

 んで、「ルールが明確で言語能力を必要としないもの」の結果が良好でした。後ろで見ている限り「あんなに早く答えて絶対ミスってる」って思ってたら全問正解とかあったらしい。すげえな。絶対わけわからん状態でやってる絶対適当に答えてるって思ってたら理解してやってたみたいです……。

 視覚優位なんだな。あと、このまま進むと「知識はあるが常識がない、空気が読めない」人間になってしまうんだろうなぁ*2。気を付けなければ。しかし言語能力って、苦手ながらもなんとか定型並みに成長させることができるんかな。

 

 あと、心理士の先生が言っていたのが「多くの新しい経験をさせるのがいい」って言っていたな。それってどういうことなんだろ。

 前回の診察で「積み木模様を再現するのに、自分から見た状態ではなく先生から見た状態と同じように作った」っていうのを聞こうと思ってたけど忘れちゃった……。今度それを聞くように覚えておかないと。

*1:べーさまの子ども向けのお声が聴けるのでお気に入り

*2:私が若干その傾向があった